高校受験、英文解釈はこれをやれ!!【中学生のための英文解釈Part2】
こんにちは。
今回は中学生向けの英文解釈についての記事の続きです。
以下がpart1になります。
juniorhighschoolenglish.hatenablog.com
前回の記事では、英文解釈の必要性を書いていたのですが、じゃあ具体的にはどう勉強すりゃいいんだよ!という声に応えていきたいと思います。
ⅰ中学生が何を勉強するべきか
ⅱおすすめの参考書
の2つをメインに書いていきたいと思います。
ⅰ【中学生が何を勉強するべきか】
本人のレベルにもよると思いますが、ここでは都県立共通よりも難しい問題を出す高校を受験する中学生を対象にしたいと思います。
大事だと思う項目を順番に列挙していきますね。ざっくり書いてあるので詳細を知りたい方は、後で紹介する参考書を使って学習してみてください。
なお、以下の①~④を見て内容を掴めなかった方はその内容を理解していない、もしくは知っていない可能性が高いのでやはり参考書を使って勉強してみてください。
①等位接続詞の使い方を知る。特にandとbut。一番大事です。
長文の中でandを見たら必ずどれとどれを繋いでいるのかを確認しましょう。
「andが何と何を繋ぐ?」「何を言っているんだ?接続詞は文と文を繋ぐんじゃないのか?」
と思った方は接続詞の知識が乏しいと思われます。お手元の文法の参考書で等位接続詞と従属接続詞の違いを理解しましょう。どうしても分からなかったらこの記事に質問してみてください。必ずお答えします!!
②どの品詞が、SVOCMのうち、どれになれるのかを知る。
名詞は、S、O、Cになれる。
動詞はVになれる。
形容詞はCになるか名詞を修飾する。
副詞はMにしかなれない。
文法の参考書だと5文型のところです。死ぬほど読み込んでください。これまた分からなければ気軽にコメントで質問してください!
③前置詞の使い方と役割を知る。
前置詞は、
「前置詞+名詞の仲間(名詞、代名詞、動名詞、名詞節など)」
という形を100%取り、形容詞か副詞と同じ役割を果たします。
④準動詞はどの品詞に化けているのかを理解する。
準動詞とは、不定詞、動名詞、分詞のことですね。動詞を使っているけど、文の中で述語動詞としては使われていないものの総称です。
不定詞は、名詞、形容詞、副詞に化けられる。
動名詞は名詞に化けている。
分詞は形容詞か副詞(分詞構文のときのみ)に化ける。
ほんとに最低限しか載せていませんが、どれも意外と完璧に理解はできていないのではないでしょうか。
中学生は文法を項目別に習うと思います。受動態!とか、不定詞!といった感じですね。そういうふうに単元別に扱っていると上の4つはどうしても漏れがちになっていたり、テキストに載っていなかったりすることもあるので、生徒としては大事なんだ!という意識が薄れてしまいます。なので先生は、「長文を読むためにはこれらのことが大事なんだよ!」と繰り返し教えていくことが大事なのではと思います。
ⅱ【おすすめの参考書】
私は手元に、『英文解釈の技術70』、『英文解釈の技術100』、『ポレポレ』、『ビジュアル英文解釈』、『英語リーディング教本』、『スマートリーディング』の6冊があります。(有名な順に並べてみたつもりです。)
この中で最も中学生向けの分かりやすい参考書は、
だと思います。なぜ英文解釈が大事なのかから始まり、基礎からシンプルに説明してくれているので分かりやすいと思います。音声ファイルがDLできるのも良いところですね。悪いところは特に無いと思います。
※注意
中学生はいくら難関を目指すからと言っても、この本の全部を読む必要はありません。上で上げた4つのポイントが理解できるぐらいになれば最低限はクリアできていると思います。
〈蛇足 他の本のだめな所〉
『英文解釈の技術70』『英文解釈の技術100』➔語彙の注釈があるが、それでも語彙が難しくて中学生目線としてはそこで萎えてしまうのではないか。
『ポレポレ』➔中学生には難しすぎ。当たり前ですが。
『ビジュアル英文解釈』➔高校英文法と中学英文法が混ざっているので、公立高校を受験する人は所々飛ばさざるを得ない。そうするとこの参考書の良さが生きない。
『英語リーディング教本』➔費用対効果が良くないと個人的に感じる。
ということで、結論としては、『スマートリーディング』を使って上の4つのポイントが理解できるようになろう!ということでした。
これらをマスターした後は、長文読解で英文解釈を武器にして演習を重ねるだけです!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます(^^)
何かご意見質問等あればコメントにてお願い致します。
追記(2018年11月9日)
もっとオススメの本が発売されたので、以下の記事を見てください!!!!