えねぐーの日記

高校受験英語についてのブログです

電子辞書より紙の辞書がいい!という風潮がネットに蔓延り過ぎてる件【中高生の親御さん向け】

こんにちは。えねぐーです。

先日こんな記事を書いたところ、かなりの人が閲覧してくれたようなので違う角度からもう少し踏み込んだ話を書きたいと思います。

 

juniorhighschoolenglish.hatenablog.com

 

先日の記事では、紙の辞書は購入する必要はない!と明言いたしました。詳しくは上のリンクをご覧ください。普通程度の学力の中学生なら電子辞書も不要という見解です。

 

その後私もグーグルで検索をかけてみたところ、ネットには「電子辞書より紙の辞書がやっぱりいい!」という意見が意外と多くて正直驚きました。2017年、ハイテクの時代においてなぜテクノロジーの恩恵を自ら手放すような選択を勧める意見がこれほど多いのか疑問に感じたからです。そこで今回はもう語り尽くされているかもしれませんが、主な電子辞書への批判と、それに真っ向から対立する私の意見を書いていきたいと思います。

 

 

≪電子辞書への批判①‥紙の辞書を引く過程が大事なんだ!≫

 

つまり紙の辞書だと自分の頭でアルファベットの順番を考えて、調べたい単語はどこにあるかなーという思考が働くのでそれがスペルを暗記するのに良いということですかね。

正直に言います。大抵の中学生にとってそして大人にとっても、辞書を引くという行為は面倒くさいです。出来れば避けたいです。面倒くさいと思う気持ち>>得られる知識 という図式が紙の辞書だと生まれてしまうのです。

 

例えばこの記事を読んで下さっている方はスマホかパソコンを利用できる環境にあると思うのですが、知らない漢字や用語を現代においてわざわざ家においてある辞書を使って調べますか?答えは99%の確率でNOだと思います。googleの検索スペースや、Siriちゃんに尋ねれば一発でほしい情報を提供してくれますからね。自分は面倒くさいことを嫌うのに、なぜ英語を学び始めた中学生や高校生は分厚い辞書を使って勉強に余計な労力をかけなければいけないのでしょうか?「私は知らない言葉に出会ったら今でも自宅の広辞苑で調べる習慣があるわ」というお母さまのみがお子さんに紙の辞書を勧める権利があると思っています。自分は楽しているのに子に余計な手間をかけさせるのは矛盾が過ぎていると感じます。

これらの発想は、苦労をかけただけ良いという悪い文化の象徴だとさえ感じています。逆に辞書を引くなどという行為で、勉強した感を満たされたら最悪です。

 

 

 

≪電子辞書への批判②‥紙だと広い情報が視野に入るから前後の単語や細かい情報も覚えることが出来る!電子辞書ではその一単語しか覚えられない!≫

 

電子辞書は画面の制約上前後の単語の意味が詳しく出てくることがないですから、その点への批判でしょうね。ですが私からすると紙の辞書は特に見たくない情報が、しかも小さい文字で襲い掛かってくるような感じがして「うわっ」という感じがしてしまいます。初学者であれば基本的に辞書って自分が知らないことの方が多いと思うので、知らない情報、難しいと感じる情報がページ全体に載っているとなんだか嫌な気分になってしまうと思います。

それお前だけの意見や感想だろ!って思われた方もいるかもしれません。ですが試しに図書館や本屋に行って自分が全然知らない分野や興味のない分野の本の適当なページを1ページ見開きで見てみて下さい。きっと何だこりゃ、つまらない、訳が分からないという感想になると思います。中学生から見た英語の辞書ってこの感覚に近いと思うのです。小さな文字がびっしり、自分の知らない単語だらけ、慣れない文字だらけ。これでは辞書を引くことから遠ざかってしまうのも無理はないと感じます。で本棚の置物と化してしまうという事態になってしまうんですね。ですから私は単語帳をおすすめしているのです。

 

そして、これはそもそも論なんですが周りの単語を見る人ってどれくらいいるんでしょう。私は好奇心が旺盛ではなかったからかもしれませんが、国語辞典を含めても周辺の単語を見ようとしたことは今までであまり記憶にありません。辞書を引く時って基本的に英文を読んでいたり、問題集を解いていたりという目的があるので、そちらに集中しているんですよね。周りの単語を見るという人がどれだけいるのかどなたかリサーチしていただけるとありがたいです。

 

 

ということでかなり長くなりましたが、私が電子辞書を勧める理由を今回はまとめてみました!本日も最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/