えねぐーの日記

高校受験英語についてのブログです

『超入門英文解釈の技術60』 難関高校受験をする中学生は絶対やりましょう!

こんにちは。学習塾で中学生に英語を教えているえねぐーです。

自己紹介はこちら↓。

www.enaglish.site

 

 

 

久しぶりの記事となります。

 

先日、書店で中学生向けの英文解釈本を発見しました。

購入して内容を詳しく見てみたのですが、難関高校を目指す中学生には是非買ってほしいような中身でした!「こういう本が欲しかった‼」と思わず唸ってしまったほどです。笑

 

 

それだけにアマゾンの評価があまり高くないのが少し残念です‥。

現時点で星3,5ですね。なぜ良書なのにも関わらず評価が低くなってしまっているのかもこの記事で説明しますね。

 

 

 

 

その本のタイトルは『超入門英文解釈の技術60』です。

リンクは以下になります。この記事を最後まで見て購入するかどうかを決めてくださいね。

 

大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 超入門英文解釈の技術60

大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 超入門英文解釈の技術60

  • 作者:桑原 信淑
  • 発売日: 2018/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

さてこの水色の表紙の『英文解釈の技術』というシリーズの参考書は大学受験では非常に有名な参考書で、私も高校生の頃使っておりました。今回発売された本はその妹版のようなものですね。超入門と本のタイトルにありますが、大学受験視点でということなので難関高校受験にはピッタリです。

 

 

ここから先は

①英文解釈とはそもそも何?

②英文解釈をやるとどういう良いことがあるの?

③『超入門英文解釈の技術60』の具体的な使い方

④なぜAmazonでの評価が微妙なのか?

の4点を説明していきます。

 

 

①そもそも英文解釈とは?

英文解釈とはある程度長い英文をどこが主語、述語動詞、補語、目的語になっていて、修飾語はどこにかかっているかなどを分析していく勉強です。

フィーリングで頭から訳していくのではなく、SVOCMを理解しながら英文を理解していくのです。具体的な例が合ったほうがわかりやすいと思うので、下の英文でやってみましょう。

 

 

Foreign visitors to Japan doubled in last decade and reached 10 million people for the first time in 2013, led by increase of Asian visitors.  (Japan - Wikipediaより引用)

 

 

実際に英文解釈をしていきます。

Foreign visitorsがSで、to Japanは主語を説明しているM。in last decade がVで、in last decadeはdoubledを説明しているM。等位接続詞のandはV(述語動詞)の doubledとreachedを繋いでいる。なのでreachedもV。10 million peopleはreachedの目的語なのでO。 for the first time in 2013はreachedを説明しているM。, led by increase of Asian visitorsもM。

 

訳すと、「日本への外国人旅行者はアジア旅行者の増加によりこの10年で2倍になり、2013年には初めて1000万人に到達した。」といった感じです。

 

最後のled by increase of Asian visitorsだけ分詞構文という高校英文法なので中学生は理解できなくても大丈夫なのですがそれより前は理解できましたか?

中学生で理解できたら素晴らしいですね。出来なかった人はこの参考書で勉強していきましょう。

 

 

 

 

②英文解釈をやるとどういう良いことがあるの?

 

上の例文を見て、「SとかVとか考えて意味あるの?理解できればいいじゃん!」と思った人はいませんか?

 

 

その考え方は少し危険です。

なぜなら日本における受験は和訳を求めることが非常に多いからです。英文の構造を理解していないことが和訳をさせられると露呈してしまいます。

また英語の並び替え問題なども多く出題されます。これも構造が分かっていないとすばやく解けません。

極めつけは英作文。ゼロから文を作り出すわけなので英文とはどういうふうに組み合わさって出来ているものなのかを知らないと絶対に書けません。

英文の構造を見抜く力は、自分で英文を作る力にも繋がるので大事というわけです。

 

 

 

③具体的な使い方

時期としては文法全範囲が終わったらすぐに使いましょう。

やり方としては、本文を括弧と矢印を駆使しながらSVOCMを降っていきしょう。そして和訳を作っていきます。和訳ができたら解説を読みならがら自分の予測が正しかったかを検証します。1単元15分位で終わるのではないかなと思います。

そしてCDがついていますから音読を最低5回はやりましょう。リスニングをして内容が理解できたらその単元を卒業して次の単元へ進みましょう。

 

 

 

 

④なぜえねぐーのオススメなのにAmazonでの評価が微妙なの?

 

簡単です。レビューを書いている人はあまり勉強をしてこなかった高校生向けにレビューをしているからです。

「本のタイトルに超入門と書いてあるのに、この本は初心者には難しすぎるやろ!!」と言っているわけですね。

 

しかし開成に、慶女に、日比谷に、戸山に、灘に行きたいという皆さんは勉強していない高校生より確実に英語の力があるはずなのでこの意見を参考にしてはいけません。

この本はすべて高校受験の英文からの引用です。全ページを理解し読んでいくことに損は絶対ありませんので私が自信を持ってオススメします。

 

ということで『超入門英文解釈の技術60』の解説でした!最後までお読みいただいてありがとうございます!