英語教師はMy fatherを主語にして例文を作ってはいけない
こんにちは。塾で中学生に英語を教えているえねぐーです。
今日は小話。あんまり英語と関係ありません。昔の教室での思い出と、軽率だった自分への反省です。
どういう反省かというと、講師を始めて確か2年目、関係代名詞の非制限用法を説明する際に以下のような説明をしていたのです。
板書
【My father who is a doctor works hard every day.】
私
「これだと、お父さんが二人以上いるの!?ということになってちょっと複雑な家庭ということになってしまいますね!笑」
こういう説明をしていました。笑う生徒も多かったと記憶していますし、説明としてもインパクトがあって分かりやすい、記憶に残りやすいものと自負していました。
またこの説明をされている先生も多いのではないのでしょうか。私も似たような説明を授業でされた記憶があります。
しかし当然ながら上記のような状況に該当する子供もいるはずで配慮が欠けていたなと今は反省する次第です。
高校生ならまだしも多感な中学生には細やかな配慮が求められるなーと感じた講師2年目の思い出でした。
これから英語の授業をする方は気をつけてみてください!
最後までお読みいただいてありがとうございました!!
『超入門英文解釈の技術60』 難関高校受験をする中学生は絶対やりましょう!
こんにちは。学習塾で中学生に英語を教えているえねぐーです。
自己紹介はこちら↓。
久しぶりの記事となります。
先日、書店で中学生向けの英文解釈本を発見しました。
購入して内容を詳しく見てみたのですが、難関高校を目指す中学生には是非買ってほしいような中身でした!「こういう本が欲しかった‼」と思わず唸ってしまったほどです。笑
それだけにアマゾンの評価があまり高くないのが少し残念です‥。
現時点で星3,5ですね。なぜ良書なのにも関わらず評価が低くなってしまっているのかもこの記事で説明しますね。
その本のタイトルは『超入門英文解釈の技術60』です。
リンクは以下になります。この記事を最後まで見て購入するかどうかを決めてくださいね。
さてこの水色の表紙の『英文解釈の技術』というシリーズの参考書は大学受験では非常に有名な参考書で、私も高校生の頃使っておりました。今回発売された本はその妹版のようなものですね。超入門と本のタイトルにありますが、大学受験視点でということなので難関高校受験にはピッタリです。
ここから先は
①英文解釈とはそもそも何?
②英文解釈をやるとどういう良いことがあるの?
③『超入門英文解釈の技術60』の具体的な使い方
④なぜAmazonでの評価が微妙なのか?
の4点を説明していきます。
①そもそも英文解釈とは?
英文解釈とはある程度長い英文をどこが主語、述語動詞、補語、目的語になっていて、修飾語はどこにかかっているかなどを分析していく勉強です。
フィーリングで頭から訳していくのではなく、SVOCMを理解しながら英文を理解していくのです。具体的な例が合ったほうがわかりやすいと思うので、下の英文でやってみましょう。
Foreign visitors to Japan doubled in last decade and reached 10 million people for the first time in 2013, led by increase of Asian visitors. (Japan - Wikipediaより引用)
実際に英文解釈をしていきます。
Foreign visitorsがSで、to Japanは主語を説明しているM。in last decade がVで、in last decadeはdoubledを説明しているM。等位接続詞のandはV(述語動詞)の doubledとreachedを繋いでいる。なのでreachedもV。10 million peopleはreachedの目的語なのでO。 for the first time in 2013はreachedを説明しているM。, led by increase of Asian visitorsもM。
訳すと、「日本への外国人旅行者はアジア旅行者の増加によりこの10年で2倍になり、2013年には初めて1000万人に到達した。」といった感じです。
最後のled by increase of Asian visitorsだけ分詞構文という高校英文法なので中学生は理解できなくても大丈夫なのですがそれより前は理解できましたか?
中学生で理解できたら素晴らしいですね。出来なかった人はこの参考書で勉強していきましょう。
②英文解釈をやるとどういう良いことがあるの?
上の例文を見て、「SとかVとか考えて意味あるの?理解できればいいじゃん!」と思った人はいませんか?
その考え方は少し危険です。
なぜなら日本における受験は和訳を求めることが非常に多いからです。英文の構造を理解していないことが和訳をさせられると露呈してしまいます。
また英語の並び替え問題なども多く出題されます。これも構造が分かっていないとすばやく解けません。
極めつけは英作文。ゼロから文を作り出すわけなので英文とはどういうふうに組み合わさって出来ているものなのかを知らないと絶対に書けません。
英文の構造を見抜く力は、自分で英文を作る力にも繋がるので大事というわけです。
③具体的な使い方
時期としては文法全範囲が終わったらすぐに使いましょう。
やり方としては、本文を括弧と矢印を駆使しながらSVOCMを降っていきしょう。そして和訳を作っていきます。和訳ができたら解説を読みならがら自分の予測が正しかったかを検証します。1単元15分位で終わるのではないかなと思います。
そしてCDがついていますから音読を最低5回はやりましょう。リスニングをして内容が理解できたらその単元を卒業して次の単元へ進みましょう。
④なぜえねぐーのオススメなのにAmazonでの評価が微妙なの?
簡単です。レビューを書いている人はあまり勉強をしてこなかった高校生向けにレビューをしているからです。
「本のタイトルに超入門と書いてあるのに、この本は初心者には難しすぎるやろ!!」と言っているわけですね。
しかし開成に、慶女に、日比谷に、戸山に、灘に行きたいという皆さんは勉強していない高校生より確実に英語の力があるはずなのでこの意見を参考にしてはいけません。
この本はすべて高校受験の英文からの引用です。全ページを理解し読んでいくことに損は絶対ありませんので私が自信を持ってオススメします。
ということで『超入門英文解釈の技術60』の解説でした!最後までお読みいただいてありがとうございます!
ただ英単語を「丸暗記してこい!」という先生は最悪
こんにちは。今日の記事は英語を習いたての中学生に向けて書きます。もしかしたら高校生にも役立つかもしれません。
英単語の学習は英語学習において欠かせないものです。しかし単語リストや単語帳を渡すだけ渡して
「覚えてこい!」「暗記してこい!」「テストするからな!」
という学校や塾の先生が皆さんの周りにはいませんか?はっきり言ってそういう先生は最悪です。
学校の先生は変えられないでしょうが、塾なら即刻先生を変えてもらうか、他の塾へ行ったほうが良いと思います。
ではどういう先生が良いのでしょうか。
それは単語をなるべく暗記しやすくしてくれる先生です。
具体的には
①英単語の覚え方、勉強のやり方を教えてくれる
②英単語の解説(発音、語源、日本語との関連)
をしてくれる先生です。
①がなぜ大事かというと、英語初心者である中学生はどうすれば最も効率よく英単語を暗記できるかなど考えていません。ただ書く、ただ読むという工夫0㎜の努力しか出来ない子がほとんどです。そこで先生がどうやればいいか、いつやるのがいいか、どこでやればいいのかなど具体的に手ほどきを最初にしてあげるべきです。
②がなぜ大事かというと、例えば
「サッカーのフォワードというポジションは常に前の方にいるよね。そこからforwardも前の方というふうに関連付けて覚えてね」
と一言添えてあげるだけで劇的に暗記がしやすくなります。丸暗記をしていないので忘れる確率も下がります。ここは先生がどれほどの知識を持っているかに比例するのでより知識経験が豊富な先生に分があると思います。
もっと具体的に説明してみると、、
駄目な先生
「influenceは影響を与えるという意味で入試に出るから覚えてこいよー」
こういう先生に存在価値ありません。単語帳に書いてあるんですから。
私なら、
①インスタグラムとかで有名な人をインフルエンサーと言うよね。沢山の人に影響を与えているからだね。
②乃木坂46のインフルエンサーという曲があるよね。乃木坂は多くの人に影響を与えているからきっと秋元康さんはこういうタイトルを付けたんだろうね。
③でもアクセントはinfluenceの最初のiの所だから気をつけてね。
これくらいの情報を生徒の顔色を見ながら伝えます。覚えてこいしか言わない先生より頭に残る気がしませんか?
もちろん全員が納得してくれるかは分かりませんが、一定層に響けば十分だと感じます。
ということで、頭を使わずにひたすら「覚えろ!」と言う先生を撲滅していきましょう!
今回のような単語の教え方をしてくれるのが、スタディサプリの関正生先生です。
私も教え方の参考にしている先生です。
今塾に通っている子も、ぜひ一度スタディサプリで一度体験してみてください。
この人より教え方の上手い先生はなかなかいないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
英語の発音記号はどのタイミングで教えるべきか?
こんにちは。
今日は発音記号についてつらつらと書いていこうかなと思っています。
私が発音記号を勉強したのは大学生の時でした。
それ以前は、「英語の発音というものはネイティブでないと綺麗にできない!留学などをしてようやく少し上達するものだ!」と思い込んでいました。
しかし大学生の時に『英語耳』という本に出会い勉強していくうちに、英語の発音というのは結局喉や舌の動かし方なんだから、それに慣れていけば発音は飛躍的に向上していくということを体感できました。
たくさんの方がレビューを出されているので、今更ここでこの本を詳しくは語りません。笑
さて私は大学生の時に発音記号を学んだわけですが、日本の学生はいつ発音記号というものを勉強すべきでしょうか?
若いほうがいいでしょ!小学生から勉強させる??
中1の英語の習いたてのとき??
少し英語に慣れてきた中2??
受験で発音は出ないけど、中3??
英語の基礎が身についてる高校生??
みなさんはいつがベストタイミングだと思うでしょうか。
これから私の持論を述べるので良ければご覧になってください。
ズバリ私は中1の後半~中学2年生の間に学習するのが良いのではないかと思います。
なぜかといいますと‥
まずやるなら早いほうがいいです。しかし小学生や中学1年生だとそもそも単語の知識量が少ないです。知っている単語を、
「こういう風に発音すればいいんだ!(*´∀`*)」
と思ってくれたほうが学習効率が上がる気がします。
またアルファベットに加えて訳のわからない発音の記号を沢山見させられると英語嫌いに拍車が掛かる気がしてなりません。彼らは頑張ってアルファベットの大文字小文字を覚えたばかりなのですから。
なので中1の後半から勉強を始めていいと思います。
そんなに早く勉強させても難しいから身につかないんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、発音記号を覚えてその発音を精度を高めるということには大人であろうが子供であろうが練習が必要です。授業中、音読を中高6年間するのなら、発音を確認しながら音読するのがいいに決まっています。
音読ブームが盛り上がっているので、せっかく音読するなら長文と同時に発音も確認しながら勉強しましょうよ!というのが私の考えです。
ということで発音に関しての私の意見でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。